仕事内容と、仕事に取り組むうえで大切にしていることを教えてください。

公共図書館さまの基幹ネットワークと、職員の方がご利用になるオフィスインフラなどを構築する大型プロジェクトに入っています。私の担当は、館内のサーバやネットワーク機器などの情報を収集する構成管理ツールの導入です。まだ入社2年目ですが、お客さまにとってはそのツールに関する“代表者”は私なので、「自分が代表」だと自覚するように心がけています。
会議中にわからない用語などがあれば、メモを取ってオリジナルの用語集を作成。それでも必要な知識の範囲が自己学習では完結できないほど幅広いので、先輩や上司にわからないことを聞くなど、勉強意欲と素直さも大切にしています。

いままでで印象に残っている仕事は?

いまも担当している案件が、私が本格的に参加した初プロジェクトで、最初はとんでもなく緊張しました。入社からちょうど1年経った頃で、お客さまとの会議では皆さんが話していることがまったくわからず……。質問されても自分がどんな回答すればいいのかもわからなくて、“てんやわんや”な状態でした(笑)。
「これから、どんな知識を、どうやって身につけていけばいいのだろう」という不安がありました。でも、先輩などに聞きながらシステムの概要や技術などを一つずつ理解していくうちに、大きなプロジェクトの全体像が少しずつ見えてきました。

仕事のやりがいや、「成長したな」と感じることは?

お客さまの日々の業務に影響を与えるシステムを担当しているので、責任は重大ですが、そういう部分を任せてもらっていることにやりがいを感じています。入社前は、入社してすぐにこれほど大きいプロジェクトで重要な仕事を任されるとはまったく思っていなかったです。
最初は、「自分が、何がわからないのか」ということをうまく言語化できませんでした。そんな状態から徐々に知識が増えて、自分の現状や課題などを適切な言葉で表現できるようになったのが成長できたところですね。また、サーバ構築に関わりながら、エラーやバグが出たときの解消方法がわかるようになってきて、自分で解決できるようになりました。

学生時代にしていたことと、いまの仕事に役立っていることは?

心理・コミュニケーション学科のコミュニケーション専攻で、多文化コミュニケーションに関するゼミに入っていました。女子大だったこともあってジェンダー関連の授業も多く、私は差別意識に関する卒業論文を書きました。
そのときに、数百人にアンケートに答えてもらった結果をもとに、分析ツールを使って傾向を調べて、仮説を立てて検証するというプロセスを経験しました。「仮説を立てて、検証して、結果が望むものでなければ、さらに新しい仮説を立てる」という考え方のサイクルや忍耐力が仕事で活かせていると思います。

ソリューション・ワンを選んだ理由は?

大学3年生からインターンに参加して、人材系や金融系、テレビ局、出版社など、さまざまな企業を見ました。さらに、就職活動も行うなかで、自分の価値観が定まってきました。それは、「大規模ではなく、自分の意見が通りやすい風通しの良さで、いろいろなことが経験できる組織で働きたい」ということです。
当社はその点にピッタリでしたし、「勤続年数が長い社員が多い」「オンとオフのメリハリをつけて働ける」というところにも働きやすさを感じました。また、面接担当の社員や社長が穏やかな印象で、“私がやりたいこと”をしっかり聞こうという姿勢も好感が持てました。

入社前と後でソリューション・ワンへの印象が変わったところはありますか?

「穏やかな雰囲気で、メリハリをつけて働ける環境」というイメージそのままでした。そして、面接のときの「社員一人一人の意思を尊重する」という印象も変わっていません。
入社して驚いたのは、すごい技術を持っている先輩やベテラン社員でも、学習意欲や成長意欲が強いところです。私から見たら“すごくできるひとたち”が知識や経験をさらに積み上げていこうとする姿を見て、「私もこういうエンジニアになりたいな」と常日頃思っています。会社として、オンライン学習ができる『Udemy Business』や評価制度を導入するなど、自己成長のための制度や機会を充実させているのも、「もっとスキルアップを目指そう」と思える理由なんだろうなと感じています。

今後の目標や、自分がもたらしたい「革新」は?

まだ「自分はこうなりたい!」と明言できるほどの経験や知識がないので、まずはITのベーススキルをしっかり身につけて、自分が楽しいと思える技術分野を見つけていきたいと思います。また、いまはインフラ系の設計・構築が中心ですが、運用や保守などのフェーズ、さらにアプリケーション開発もやってみたいです。資格もどんどん取っていきたいと考えています。
そして、自分がつくったシステムで、日本や世界の皆さんが便利になったらうれしいです。そんな「革新」を生み出せるエンジニアになりたいですね。

リモートワークの様子

入社後の出社回数は、両手で数えられるくらいです(笑)。でも、先輩や上司、入社1年目の後輩たちと直接会って話せる機会もあるのでいい環境だと思っています。新人が気軽に質問できる“ゆるいチャット”もあって、取り残される感がなくて安心して働けます。